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2009 年度 実績報告書

LRRK2の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 20790624
研究機関順天堂大学

研究代表者

波田野 琢  順天堂大学, 医学部, 助教 (60338390)

キーワードLRRK2 / iRNA
研究概要

2007年,我々はHuman Molecular Genetics誌にLRRK2は膜輸送に関連する細胞内小器官に局在することを示し報告した.さらに脂質ラフトに結合していることを示し,膜輸送の機能に関わることを明らかにした.そのため本研究ではLRRK2の膜輸送特に放出能に関わるかどうかに注目した.本研究ではLRRK2を過剰発現もしくはiRNAによるLRRK2をノックダウンした培養細胞系を用いてgrowth hormoneの放出に変化があるかを検討した.LRRK2の病的変異であるI2020TとG2019Sについての検討では明らかな放出に有意差は認めなかった.しかしながら,iRNAでノックダウンした場合は有意差をもって放出能が低下した.さらに,iRNAでノックダウンした細胞にwild typeのLRRK2を発現させたところ放出能は改善した.病的変異体を発現させた場合は放出能の改善はwild typeよりは低い傾向があったが有意差は認めなかった.以上から,LRRK2は膜輸送に関する機能を持つ事が示されたが,病的変異体が放出能に影響を与えるかどうかは今後の検討していく必要がある

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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