研究課題/領域番号 |
20790652
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
代謝学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
勝本 恵一 熊本大学, 発生医学研究所・COE リサーチ, アソシエイト (40398227)
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研究協力者 |
粂 昭苑 熊本大学, 発生医学研究所, 教授 (70347011)
福田 公子 首都大学, 東京・理工学研究所, 准教授 (40285094)
嶋村 健児 熊本大学, 生医学研究所, 教授 (70301140)
八杉 貞雄 京都産業大学, 総合生命科学部, 教授 (70011591)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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キーワード | 膵臓 / DiI 結晶 / 細胞運命予定地図 / 移植実験 / insulin / ニワトリ胚 / 内胚葉 / Pdx1 |
研究概要 |
膵臓の起源を探る為に、DiI結晶を用いて初期ニワトリ胚内胚葉をマークした。この方法により、詳細な内胚葉の細胞追跡実験が可能となり、詳細な細胞運命予定地図作成が初めて可能となった。それぞれ初期胃、膵、腸の前駆細胞は、原腸陥入直後に出現した。移植実験より、内胚葉の領域化は、胃、腸、膵の順番で決定することを明らかにした。また、予定腸内胚葉を、予定胃領域に移植した所、異所的にinsulin, glucagonが発現した。これより、膵臓誘導シグナルは、初期体節期において、予定胃領域と予定膵領域に存在していることが分かった。また移植実験結果より、初期内胚葉において、膵臓誘導シグナルに反応できる領域は、予定膵領域と予定腸領域であることが分かった。これらの結果より、初期膵臓領域化は、シグナルを受け取る内胚葉とシグナルを出す中胚葉の"ズレ"によって規定されていることを明らかにした。
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