研究課題
若手研究(B)
本研究において、ヒトの肺マスト細胞はPAF受容体を強く発現しており、PAFに応答して気道収縮作用を有するヒスタミンを遊離することが証明された。また、ヒトの肺マスト細胞と同程度にPAF受容体を強く発現している末梢血由来ヒト培養マスト細胞の解析結果より、ヒトマスト細胞におけるPAF受容体のシグナル伝達機構が解明された。本研究成果は、PAF受容体を介したヒト肺マスト細胞の活性化が気管支喘息の発症に寄与していることを示唆しており、PAF受容体を標的とした新規気管支喘息治療薬の開発が期待される。
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J Allergy Clin Immunol 125(5)
ページ: 1137-1145