1. IL-33吸入によるマウス喘息モデルの確立 IL-33の投与量、投与回数についての検討を行った。IL-33誘導性喘息モデルの指標として、肺胞洗浄液中の炎症細胞プロファイルとサイトカイン濃度(IL-4、IL-5、IL-13)、病理組織像(HE、PAS染色)、血清中のIgG1 、IgE濃度を測定した。 2. IL-33吸入による肺所属リンパ節CD4+T細胞の応答様式の解明 所属リンパ節におけるCD4+T細胞(Th1、Th2、Th17、Treg)のプロファイルをFACSで明らかにした。 3.肺におけるIL-33発現細胞の同定 OVAによるマウス喘息モデルの肺切片を作製し、免疫組織化学法により肺におけるIL-33産生細胞の検出を試み、産生細胞を同定した。 4. IL-33誘導性喘息モデルにおいて、免疫系細胞の果す役割の解明 SCID、Wsh/Wshを用いて肺炎症の解析を行い、T細胞、B細胞、マスト細胞がなくとも炎症が誘導されることを確認した。
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