研究課題
若手研究(B)
キノロン系抗菌薬耐性菌の増加は臨床上問題である。本研究は、耐性菌の急速な蔓延を招きうるプラスミド伝達性キノロン耐性化遺伝子qnrBに焦点を当て、その伝播と分布に注目して立案された。Citrobacter属菌の中には、基準株および抗菌薬導入以前に分離された株にも、同遺伝子の全長および一部を保有しているものがあり、同菌群と同遺伝子との関連が示唆された。同遺伝子およびその周辺にはストレス応答制御に関連するものがあり、同遺伝子が薬剤耐性以外の役割を果たしている可能性を想定している。
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分子呼吸器病 14巻
ページ: 8-10