絶食時の視床下部においてALF4の発現増加が認められ、大部分のALF4陽性細胞はグレリン受容体(growth hormone secretagogue-receptor ; GHS-R)を発現していた。また、ALF4は、視床下部においてグレリンにより誘導されることが明らかとなった。さらには、ALF4は、AMP-activated protein kinase (AMPK)の発現を誘導し、ALF4へテロ欠損マウスでは、絶食時におけるAMPK活性化の減少、摂食促進ニューロペプチド(ニューロペプチドYやアグーチ関連ペプチド)の発現低下、再摂食量の低下が認められた。これらのことより、ALF4は視床下部の機能と密接に関わっていることが明らかとなった。
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