研究課題
若手研究(B)
胎生期にエタノール曝露されたラットのセロトニン(5-HT)神経系とその神経系との関係が深い不安様行動の解析を行った。その結果、曝露ラットでは不安への感受性は低下しているが、強度が高い嫌悪刺激を受けた場合は、むしろ不安発現が促進されることが明らかとなった。これは、本研究で観察された成熟後まで持続した中脳縫線核5-HT神経細胞数の減少、あるいは脳発達期の脳5-HT量の異常な変動によって5-HT神経系の機能が低下したためであると推察される。
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Congenital Anomalies 50(2)
ページ: 105-114