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2010 年度 実績報告書

血中ステロイド一斉測定および病理組織検体を用いた超早産児の副腎機能の検討

研究課題

研究課題/領域番号 20790772
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

三輪 雅之  慶應義塾大学, 医学部, 助教 (30383855)

キーワード副腎機能 / 早産児 / 超低出生体重児
研究概要

昨年度までの研究で正期産児と34週から36週の早産児の副腎機能の比較をAGA、SGAで行い、胎生皮質ステロイド濃度は出生体重よりも週数に強い相関が認められた。さらに30週以下の早産児の臍帯血と出生後1週間以内の「血中ステロイドホルモンを比較した。30週以下の早産児でも出生による胎内環境から胎外環境への変化に対して適用する様に永久皮質からのコルチゾール分泌が増加することが確認された。
しかし、早産児の血中ステロイド分泌パターンが正期産児と同様かは不明であったため今年度は正期産児と23週-29週の早産児の臍帯血、出生後数時間、出生1週間以内の血中ステロイド分泌の分泌パターンおよび濃度の比較を行った。正期産児、早産児でも永久皮質の指標であるコルチゾールおよび胎生皮質の指標である170Hプレグネノロン、DHEAは出生後に上昇し、その後、数日は低下傾向を示した。結果から正期産児でも早産児でも出生後の血中ステロイドの分泌パターンは同様であることが確認された。分泌されるステロイド濃度は週数が若い程、特に胎生皮質で高濃度になることが判明した。出生数時間での胎生皮質の高濃度は早産児程、3βHSD活性が低いことに根差していると考えられるが、早産児でも数日を経過すると胎生皮質分泌物質濃度が低下することから出生後にコルチゾール産生を増加させる必要から永久皮質が成熟し、酵素活性が上昇する可能性が考えられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 正期産児および早産児における出生後血中ステロイドホルモン変化の比較2010

    • 著者名/発表者名
      三輪雅之
    • 学会等名
      第46回周産期新生児学会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      2010-07-13

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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