妊娠後期ラットにLipopolysaccharide(LPS)を腹腔内投与し子宮内炎症モデルマウスを作成、これらをLPS投与群とし、control群には等容量のsalineを投与した。出産後、日齢7の新生児ラットより脳を摘出。Western blotによりprogesterone receptor(PR)及びprogesterone産生の律速酵素である3β-hydroxysteroid dehydrogenase(3β-HSD)各々の蛋白発現を比較検討した。小脳及び大脳中PR及び3β-HSD蛋白発現は二群間で明らかな差はみられなかった。さらに、PRの核内移行を比較するため、脳組織中の核蛋白を抽出。PR蛋白発現を同様にWestern blotにより解析したが、やはり二群間で明らかな差はみられなかった。
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