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2009 年度 実績報告書

ハプテンによる樹状細胞活性化のメカニズムの解析

研究課題

研究課題/領域番号 20790785
研究機関東京大学

研究代表者

水芦 政人  東北大学, 病院, 助教 (20400369)

キーワード樹状細胞 / ハプテン / 血小板 / CD40 ligand
研究概要

ハプテンによる樹状細胞活性化の過程において血小板から放出されるCD40 ligandが関与しているかどうかを検討するため、健常人よりクエン酸緩衝液を用いて採血し、遠心を繰り返すことにより得られた濃厚血小板浮遊液を、代表的ハプテンであるdinitrochlorobenzen(DNCB), NiCl2と,danger signalであるATPで刺激し、培養上清中のCD40 ligandをQuantikine CD40 ligand immunoassyで測定した。そうすると無刺激の状態での培養上清中のCD40 ligandが5.3pg/mlであったのに対し、1000μM NiCl2で刺激した合は8.8pg/ml,30μM DNCBで刺激した場合は10.0pg/ml,100μM DNCBで刺激した場合は31.8pg/ml,100μM ATPで刺激した場合は21.3pg/mlであり、ハプテンまたはdanger signalの刺激により、血小板からのCD40 ligandの放出が増加した。次に、血小板と樹状細胞のinteractionを明らかにするために、単球系cell-lineであるTHP-1にIL-1βとIL-8のpromotorの下流にルシフェラーゼを導入したcell-lineの確立を行った。現在それらの細胞は単独でDNCBやNiCl2などのハプテン刺激に対してreporter活性の亢進認めており、今後はこのcell-lineを使用して血症板とのinterractionを検討していく予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Oxidation of cell surface thiol groups by contact sensitizers triggers the maturation of dendritic cells2010

    • 著者名/発表者名
      Kagatani S, Mizuashi M, et al.
    • 雑誌名

      Journal of Investigative Dermatology 130(1)

      ページ: 175-183

    • 査読あり

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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