^<17>O酸素ガス吸入後代謝されて生じる^<17>O水がNMR観測可能であることを利用し、^<17>O MRI/MRSを用いて腫瘍における酸素代謝消費を観測する方法の開発を行った。担がんマウスに^<17>O濃縮酸素ガスを数分吸入させることによって^<17>O画像強度の上昇が認められ、^<17>O画像にて代謝的に発生した^<17>O水を捉えることができた。また、既報の生理的な酸素代謝速度から見積もった^<17>O水生成量と^<17>O MRS/MRI上の信号強度変化が一致することを確認し、この手法が腫瘍における酸素代謝速度計測法として有用であることを示した。
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