研究課題
若手研究(B)
深部静脈血栓症の発症予防には抗凝固療法などの対策が有効であるが、出血などの副作用により十分な対策が取れない場合も少なからず存在する。本研究では、組換えアデノウイルスを用いた遺伝子導入により静脈壁でフォンビルブランド因子切断酵素を持続的に高発現させ、局所での血栓形成を抑制することを検討した。この結果、局所への遺伝子導入により、ラットの静脈血栓モデル血管において目的蛋白の持続的発現が確認され、抗血栓効果の可能性も示唆された。