研究課題
若手研究(B)
血液脳関門に存在する異物排出システムは有毒な異物や不要な代謝物を積極的に除去することによって脳組織を保護している。本研究では、脳内の異物排出システムをインビボで非侵襲的かつ定量的に測定するための放射性プローブの開発を行った。その結果、考案したプローブは脳内に入った後、グルタチオン抱合体に変換され、MRP1と呼ばれるトランスポータにより特異的に排出された。本研究成果は従来のプローブでは困難であった脳内排出システムの非侵襲的定量測定が可能となったことを示す。
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