研究課題
若手研究(B)
我々は新規の保存法である過冷却グラフト保存法の開発のため、基礎的実験を行った。グラフト肝の一部(1cm角ほどの肝臓組織片)をUW液に入れ、過冷却状態を検証してみたが、-5℃以下になるとUW液が凝固してしまい臓器保存不可能であった。そこで、-4℃で15時間保存した群と従来法である4℃で保存した群とで比較検討した。-4℃で保存した群で有意にUW液中のAST/ALT値が低値であったことから、-4℃での臓器保存が有用である可能性が示唆された。
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