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2008 年度 実績報告書

食道癌における線維芽細胞増殖因子受容体(KGFR)の発現と局在および分子標的治療

研究課題

研究課題/領域番号 20790975
研究機関日本医科大学

研究代表者

吉野 雅則  日本医科大学, 医学部, 助教 (10343609)

キーワードKGFR / 食道癌 / Western Blot / RT-PCR / 免疫組織化学染色 / Ki-67 / KGF
研究概要

独自に作製した、KGFRに対する特異的ポリクローナル抗体を用いて、培養食道癌細胞4系統(TE-1、8、11)におけるKGFRタンパクの発現を確認した。十分なインフォームドコンセントを得た後、当施設において切除されたヒト食道癌組織と近傍の正常組織の新鮮凍結標本を作製し、同部のホルマリン固定パラフィン包埋組織切片を作製した。ヒト食道癌組織と正常組織の新鮮凍結標本を用いてRT-PCRを行ない、KGFR mRNAの発現を確認した。KGFRに対するジゴキシニゲン標識cRNAプローブ(riboprobe)を作製し、ヒト食道癌組織上でKGFR mRNAの発現を確認し、KGFRの産生細胞を同定した。上記のKGFR抗体を用いて、食道癌組織と正常食道組織のホルマリン固定パラフィン包埋組織におけるKGFRタンパクの局在を検討した。また、連続切片上で細胞増殖マーカーであるKi-67を用いた染色を行ない、比較検討した。さらに細胞分化のマーカーとしてCytokeratin 20で染色を行ない、それぞれの局在に相関があるか検討した。
KGFR mRNA、タンパクとも全ての培養細胞にみとめられ、KGFRタンパクの局在は癌真珠の中心部に向かうほど豊富にみとめられた。食道癌組織におけるKGFRの発現は腫瘍の分化度と有意な相関がみとめられた。ligandであるKGFの発現はリンパ管侵襲、リンパ節転移と有意な相関がみとめられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 当科における外科医主導の大腸癌化学療法2008

    • 著者名/発表者名
      吉野雅則
    • 学会等名
      第63回日本消化器外科学会総会
    • 発表場所
      札幌
    • 年月日
      20080716-18

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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