研究課題
若手研究(B)
マウスに対し経尿道的にLPSを投与することによる前立腺炎の発生は認められなかったため、ラットを用い実験を行った。食肉に含まれる発癌物質であるPhIPを投与したラットに、経尿道的LPS投与の有無での発癌の差異を検討した。LPS投与の有無では前癌病変と考えられる萎縮性病変や異型上皮の発生率に差はなかったが、上皮内癌の発生率はLPSを投与した群で有意に高かった。この結果から、炎症の既往は前立腺発癌のイニシエーションよりもプロモーションに関与する可能性が示唆された。
すべて 2010 2009 その他
すべて 学会発表 (3件)