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2008 年度 実績報告書

高密度DNAチップを用いた雄核発生胞状奇胎ゲノムのコピー数変化解析

研究課題

研究課題/領域番号 20791133
研究機関千葉大学

研究代表者

加来 博志  千葉大学, 大学院・医学研究院, 協力研究員 (40456059)

キーワード胞状奇胎 / コピーナンバー多型 / 続発症 / 侵入奇胎 / LOH / マイクロアレイ / 遺伝子増幅 / 雄核
研究概要

遺伝学的全胞状奇胎は2倍体、雄核発生、p57KIP2染色陰性の特徴を有している。全胞状奇胎の約10-20%に続発症が生じるが、全胞状奇胎のどの症例が侵入奇胎になるのかを予測する方法はない。侵入奇胎は、発症時期・hCG産生能・化学療法に対する感受性・転移の好発部位などの点で、生物学的に均一な特徴を有する。また10-20%と一般の新生物に比べ高頻度で発症することから、侵入奇胎と経過順調型全胞状奇胎との間には妊娠成立時から何らかの生物学的差異があると推定している。本年度は肉眼的に胞状奇胎と診断された25症例の奇胎組織・本人リンパ球からゲノムDNAを抽出し、プロメガ社Powerplex16 systemを用いてgenotypingを行った。24例は雄核発生奇胎(21例は雄核発生1精子受精、3例は雄核発生2精子受精)であることを確認した。このうち、続発症(臨床的侵入奇胎)を来した4例および、経過順調型であった4例に対してAffymetrix社高密度SNPsアレイであるSNP Array 6.0により解析を行った。現在Genotyping Consoleソフトウェアにより続発症例と経過順調型との間でcopy number多型、LOH、遺伝子増幅などを全ゲノムレベルで比較検討中である。同時に胞状奇胎例とコントロールゲノムデータ(270HapMap Reference)の比較し胞状奇胎または続発症例に特異性のあるcopy number多型、LOH、遺伝子増幅領域の検索を行っている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 癒着胎盤症例に対する子宮動脈塞栓術を用いた待機的治療の有用性2008

    • 著者名/発表者名
      加来博志, ら
    • 学会等名
      第60回日本産科婦人科学会学術講演会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜
    • 年月日
      2008-04-12

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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