子宮体癌や乳癌などのホルモン依存性癌において、p14ARF/MDM2/p53/p21シグナロソームを構成する遺伝子のゲノム多様性が癌発生にいかに関与するかを解明することを目的とし、子宮体癌患者とコントロールで解析した。MDM2 SNP309T/G、p53 codon72 Arg/Pro、ERα Pvu2 T/C・Xba1 A/G、p21 codon31 Ser/Argに存在する遺伝子多型の解析を行い、その結果、子宮体癌患者のMDM2 SNP309G/G型のT/T型に対するオッズ比は統計学的に有意差を認めなかったが、MDM2 SNP309とp53 codon72の組み合わせは、子宮体癌オッズ比の高まりを示した。
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