研究概要 |
卵巣子宮内膜症性嚢胞および正常子宮内膜において、インヒビンβAサブユニツト、アクチビンAの局在が認められた。インヒビンαサブユニットは卵巣子宮内膜症性嚢胞および正常子宮内膜双方において、局在が認められなかった。アクチビン受容体IA,IB,IIA,IIBそれぞれが、卵巣子宮内膜症性嚢胞および正常子宮内膜において発現が認められた。同様に、Smad2,3,4いずれも、卵巣子宮内膜症性嚢胞および正常子宮内膜において発現が認められた。 これらの結果より、インヒビンではなくアクチビンが正常子宮内膜および卵巣子宮内膜症性嚢胞によって産生され、そのシグナル伝達系が存在することが示された。
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