研究課題
モルモットから骨髄間質幹細胞を採取し、それを抗bromodeoxyuridine抗体で標識する。標識された骨髄間質幹細胞を培養し、モルモットに経静脈的に投与する。その骨髄間質幹細胞が蝸牛内に生着し、分化していくことを抗bromodeoxyuridine抗体免疫染色で確認している。さらに巨大音響とアミノグリコシド系抗生剤により蝸牛有毛細胞が障害されたモルモットに対して骨髄間質幹細胞を経静脈的に移植し、それが生着し蝸牛有毛細胞に分化し機能していることを聴性脳幹反応を用いた聴力回復で確認をすすめている。Blowing ratio as an evaluation tool for velopharyngeal function after oral and oropharyngeal cancer resectionがHead & Neck32巻に掲載された。Blowing Ratioが口腔・中咽頭癌術後の鼻咽腔閉鎖機能検査として簡便かつ有用であることを示した。頭頸部癌患者における同時併用化学放射線療法後の口内炎と嚥下障害についての検討を耳鼻と臨床56巻Suppl.2に掲載し、第34回日本頭頸部癌学会で口頭発表した。頭頸部癌おける同時併用化学放射線療法中、その後の摂食障害について検討し、嚥下リハビリの有用性を示した。新生児上咽頭奇形種の1例を耳喉頭頸83巻、第113回日本小児科学会と第5回日本小児耳鼻咽喉科学会で発表した。稀な腫瘍である新生児上咽頭奇形種の取り扱いを提示した。目で見て学ぶ放射線療法の有害反応多職種チームで実践する治療と患者支援で頭頸部癌放射線治療における頭頸部外科医の立場を示した。
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耳喉頭頸
巻: 83巻 ページ: 247-250
Head Neck
巻: 32 ページ: 1012-1018
耳鼻と臨床
巻: 56巻Suppl.2 ページ: S240-S245