研究課題
若手研究(B)
本研究においては、盲腸穿孔術によって作成するラット敗血症モデルを用いて、ニカラベン投与の効果を検討した。まずはじめに、ニカラベン投与の生存率および敗血症心機能障害に対する効果の検討を行った。心機能評価については、順行性摘出灌流心標本を用いて、心拍出量、心仕事量、心筋酸素利用効率などのパラメーターを測定した。データ数がまだ少ないものの、現時点では、生存率および心機能に関して、治療を行わない対象群とニカラベン投与群とで有意差は認めていない。