• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

二酸化チタン含有漂白剤の漂泊効果について

研究課題

研究課題/領域番号 20791396
研究機関東京歯科大学

研究代表者

中澤 妙衣子  東京歯科大学, 歯学部, 助教 (30433965)

キーワード漂白 / 二酸化チタン
研究概要

現在臨床で応用され始めている二酸化チタン含有漂白剤について、我々はまず測色計による色の測定、顕微鏡による表層への影響や表面さへの影響について検討した。その結果、歯質への影響はほとんどなく、漂白効果も比較的大きく現れた。しかも、低濃度過酸化氷素水含有であるため、安全面においてもかなり改善されたオフィスブリーチング剤であるといえる。しかし、現段階で漂白効果に関して、本当に患者の求める効果を現わすには今後更なる研究が必要であると考えられた。そこで、安全性の万全な状態を維持したまま、漂白効果をさらに引き出す方法や補助剤、前処理剤などの検討を行ってきた。
まず、二酸化チタン含有漂白剤が色と表層に及ぼす影響についての検討をin vitroで行った。ヒト抜去歯を用いて試料を作製し、二酸化チタン含有漂白剤をメーカーの指示に従い応用する。光源は、高出力ハロゲンランプを用いる。処置前後の歯の色を微小面分光色差計にて測色し、漂白効果の評価を行った。
さらに、Shede eye NCC(松風)による測色(ヒト歯)も行い、シェードの評価も行った
これらの測色により得られた試料の分析を、走査電子顕微鏡、共焦点レーザー顕微鏡(超深度形状測定顕微鏡VK8500)、FTIRフーリエ変換赤外分光光度計にて行った。
前処理剤の検討は、クエン酸を用いて行った。前処理剤にて処理後漂白を行ったものと、前処理を行わず漂白を行ったものとで効果に変化が見られるか、処理前後の測色を前述した測色計を用いて行い、評価を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] A new intracoronal bleaching using titanium dioxide with a 405-nm diode laser2008

    • 著者名/発表者名
      中澤妙衣子
    • 学会等名
      WFLD(The World Federation for Laser Dentistry)
    • 発表場所
      香港
    • 年月日
      20080728-29
  • [学会発表] Effect of Light on 3.5% Hydrogen Peroxide Containing Titanium Dioxide2008

    • 著者名/発表者名
      中澤妙衣子
    • 学会等名
      IADR(International Association for Dental Research)
    • 発表場所
      トロント
    • 年月日
      20080602-04

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi