• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

二酸化チタン含有漂白剤の漂白効果について

研究課題

研究課題/領域番号 20791396
研究機関東京歯科大学

研究代表者

中澤 妙衣子  東京歯科大学, 東京歯科大学・歯学部, 助教 (30433965)

キーワード漂白 / 二酸化チタン / 無髄歯
研究概要

近年臨床において多くの症例で応用されている二酸化チタン含有漂白剤について、前年度で行った研究により、歯質への影響はほとんどなく、漂白効果も比較的大きく現れることが分かった。しかも、低濃度過酸化水素水含有であるため、安全面においてもかなり改善されたオフィスブリーチング剤であることがわかってきた。このように、生活歯への漂白効果や影響は研究されつつある。しかしながら同様に変色し、漂白を必要とする無髄歯において、応用した際の漂白効果は、可否に始まり試みられておらず、まだ不明な点が多い。そこで、髄腔に漂白剤を応用した際の漂白効果や歯質への影響について検討を行ってきた。
まず、二酸化チタン含有漂白剤が色に及ぼす影響についての検討をin vitroで行った。ヒト抜去歯を用いて試料を作製し、二酸化チタン含有漂白剤をメーカーの指示に従い混和し、髄腔内に応用する。光源は、高出力ハロゲンランプを用いる。処置前後の歯の色を微小面分光色差計にて測色し、漂白効果の評価を行った。
さらに、Shede eye NCC(松風)による測色(ヒト歯)も行い、シェードの評価も行った
これらの測色により得られた試料の分析を、走査電子顕微鏡、共焦点レーザー顕微鏡(超深度形状測定顕微鏡VK8500)、FTIRフーリエ変換赤外分光光度計にて行った。
また、髄腔と表両側から応用した際の効果の違いについても検討した。

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi