研究課題
若手研究(B)
上顎全部床義歯の床縁は、口蓋正中部を延長することが一般的である。しかし、この床の延長は、粘膜への刺激遮断や舌房の侵害を引き起こし、感覚運動能力の低下を招いている可能性がある。本研究では、口蓋部形態に相違のある2種の実験用口蓋床(無口蓋型・有口蓋型)の装着下で、口腔形態認識能力及び咀嚼効率の測定を行った。有口蓋型の口蓋床の装着は、咀嚼能力を低下させ、さらに口腔形態認識能力による咀嚼運動の制御機構に障害を与える可能性が示唆された。
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J Prosthodont Res. 54(2)
ページ: 92-6