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2008 年度 実績報告書

迅速成形法を応用したCAD/CAM義歯製作システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 20791426
研究機関大阪大学

研究代表者

絹田 宗一郎  大阪大学, 歯学部・附属病院, 医員 (60397651)

キーワード義歯 / 迅速成型法 / CAD / CAM / 人工歯排列
研究概要

歯冠修復分野における歯科用CAD/CAMシステムの発展・普及はめざましいものがあり、ジルコニアなどの新しい材料によるシナジー効果もあり、その製作工程は革新的に効率化された。一方、有床義歯の製作は従来の手作業での製作が主体であり、一部機械化が行われてはいるがCAD/CAM化とはいえない。新たな発想に基づくCAD/CAM自動製作プロセスが実現された場合は歯科界におけるインパクトは極めて大きい。そこで本研究では有床義歯CAD/CAMシステムの開発を目指している。
そこでまず、総義歯用の作業模型を3次元計測装置(REXSCAN)でコンピュータ上にとりこんだあと、CAD用コンピュータソフトウェア(FreeForm)上で基礎床および個人トレーのデザインを行った。さらに迅速成形装置(EDEN)で基礎床および個人トレーを製作した。基礎床、個人トレーともにCAD/CAM製作することで、厚みや間隙を任意に調節できる上に、製作者がレジンモノマーに触れる機会を軽減することができた。
また、既存の人工歯の形状を3次元計測装置でコンピュータ上にとりこみ、オリジナルで開発したオブジェクト間力覚感知ソフトウェアを使用することで、実際の技工操作と同様に、力感を感じながら人工歯排列・歯肉形成を行うことができ、簡単な症例であれば総義歯のCADができるようになった。
さらに、歯肉に近似したピンク色の迅速成型用レジンと、人工歯に近似した白色の迅速成形用レジンを組み合わせた義歯の製作も行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] CAD/RP-CAM法による歯科技工第1報有床義歯の製作(基礎床、個人トレー、人工歯排列)2008

    • 著者名/発表者名
      西山貴浩, 絹田宗一郎ら
    • 学会等名
      第20回日本歯科技工学会学術大会
    • 発表場所
      大阪国際会議場(大阪)
    • 年月日
      2008-11-22

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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