力学親和性および生体活性インターフェイスを有するインプラントマテリアル創製

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20791459
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 歯科医用工学・再生歯学
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 鈴木 祐子 東北大学, 大学院・歯学研究科, 助教 (20451528)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2009
• キーワード: 歯科補綴学一般

研究概要

本研究の目的は、チタン(Ti)表面に周囲生体組織の賦活化を促す性状を付与する表面改質を施すことにより、オッセオインテグレーションの早期獲得と、さらに生体力学的な適応を可能とする新規マテリアル開発を目指すものである。ウサギ脛骨およびラット大腿骨への埋入試験を行った結果、純TiおよびTi合金上にリン酸カルシウム膜を成膜することにより、骨親和性が向上し、医療用インプラント材料の表面処理法として有用であることが示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] Appositional Bone Formation by OCP-Collagen Composite (2009)
  • 著者名/発表者名: Y Suzuki, S Kamakura, Y Honda, T Anada, K Hatori, K Sasaki, O Suzuki
  • 雑誌名: Journal of Dental Research 88(12) ページ: 1107-1112
  • 査読あり
• [学会発表] Evaluation of different surface modifications for implant alloys in vivo. (2009)
  • 著者名/発表者名: Yuko Suzuki, Takashi Goto, Masahiro Yoshimura, Rong Tu, Masatoshi Takahashi, Toshie Kuwana, Osamu Suzuki, Keiichi Sasaki
  • 学会等名: SPS-KOSEF Asian Core Program Nano/Amorphous Materials and Interface Science Symposium
  • 発表場所: 宮城
  • 年月日: 20090807-20090808
• [学会発表] 佐々木啓一RFマグネトロンスパッタリング法によるハイドロキシアパタイト成膜チタンの骨結合強度に関する検討 (2009)
  • 著者名/発表者名: 鈴木祐子, 後藤孝, 塗溶, 高橋正敏, 鈴木治, 桑名利枝
  • 学会等名: 第6回東北大学バイオサイエンスシンポジウム
  • 発表場所: 宮城
  • 年月日: 2009-06-16
• [学会発表] 佐々木啓一リン酸オクタカルシウム/コラーゲン複合体の骨膜下インプラントによる骨造成 (2008)
  • 著者名/発表者名: 鈴木祐子, 鎌倉慎治, 羽鳥弘毅, 本田義知, 穴田貴久, 鈴木治
  • 学会等名: 第117回日本補綴歯科学会学術大会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 20080606-20080608
• [学会発表] Appositional Bone Formation by Octacalcium Phospate Combined with Collagen under Mechanical Stress. (2008)
  • 著者名/発表者名: Suzuki Y, Kamakura S, Hatori K, Honda Y, Anada T, Sasaki K, Suzuki O.
  • 学会等名: 再生補綴医学研究会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2008-11-28