研究概要 |
1. φ300〜400μmのボアを付与した炭酸アパタイトscaffoldの作成 炭酸アパタイトに理想的なボアを付与し、Scaffoldを作成する。(Jin QN et.al., J Biomed Mater Res. 2000) 2. 炭酸アパタイトscaffoldの解析 炭酸アパタイトscaffold上で骨芽細胞を中長期的に培養し、市販の水酸アパタイトscaffold上におけるものと比較しながら顕鏡的に経過観察する。 3. 炭酸アパタイトscaffoldに分泌された骨様基質の性状分析 炭酸アパタイトscaffold上の骨芽細胞が分泌した基質を免疫化学組織的に解析し、基質が骨に特徴的なものなのか解析を行う。 4. 炭酸アパタイト上で培養した骨芽細胞にlow-intensity pulsed ultra-sound(LIPUS)による超音波刺激を与えることにより活性化させ、その骨形成能について組織学的および分子生物学的に解析する。 5. 骨芽細胞にLIPUSによる超音波刺激を加えることのより、どのような遺伝子の発現が増強し、また減弱するかを分子生物学的に解析する。また骨芽細胞を炭酸アパタイト上で培養し、さらにLIPUSによる超音波刺激を加えた場合の特異的に変化する遺伝子郡を検索し、そのpath wayを同定する。
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