研究課題
若手研究(B)
シクロオキシゲナーゼ(COX)は、炎症組織において発現が誘導されることが知られているが、近年、腫瘍形成においても重要な役割を果たしている可能性が示唆され、COX-2は多くの悪性腫瘍で高発現が認められている。本研究では、選択的COX-2阻害剤の併用により、ヒト口腔扁平上皮癌細胞株に対する抗癌剤および放射線の抗癌作用が増強される傾向が認められた。この結果は、選択的COX-2阻害剤が口腔癌の治療効果の向上に寄与する可能性があることを示している。