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2008 年度 実績報告書

ヒト歯胚組織幹細胞におけるオステオカルシン発現と血管内皮増殖因子誘導機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 20791504
研究機関岐阜大学

研究代表者

畠山 大二郎  岐阜大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (60377653)

キーワード組織幹細胞 / VEGF / オステオカルシン
研究概要

これまで、我々が報告してきた、マウス骨芽細胞様細胞における、オステオカルシンやVEGFの発現・誘導における情報伝達経路をもとに、ヒト歯胚由来の組織幹細胞より分化・誘導した骨芽細胞が、どのような情報伝達経路により、オステオカルシン、VEGFを発現・誘導するのかを解析・検討した。また、歯胚より得られた組織幹細胞由来の骨芽細胞と、ヒト正常骨芽細胞とで、オステオカルシンやVEGFの発現・誘導における情報伝達経路の相違を比較検討するとともに、培養条件の違いによるオステオカルシン、VEGF発現の相違についての検討を行った。そのうち、ヒト歯胚由来組織幹細胞より分化誘導した骨芽細胞のBMPによるオステオカルシン発現の情報伝達経路の解析において、ヒト歯胚由来組織幹細胞を骨芽細胞(象牙芽細胞)への分化・誘導を行い、その細胞を用いて、BMP(BMP2, 4)で処理し、成熟骨芽細胞の分化マーカーであるオステオカルシンの発現における関与検討したところ、passage依存的にオステオカルシンの発現が認められた。また、ヒト歯胚由来組織幹細胞から分化誘導した骨芽細胞のBMPによるVEGF発現の情報伝達経路の解析において、ヒト歯胚由来組織幹細胞を骨芽細胞(象牙芽細胞)へ分化・誘導を行い、その細胞を用いて、BMP(BMP2, 4)で処理し、VEGF発現を検討したところ、オステオカルシンの発現状態の違いによって、VEGF発現の様式に変化が認められた。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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