口腔癌の標的因子による抗腫瘍療法の開発を目指したNα アセチロームの網羅的解析

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20791511
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 外科系歯学
• 研究機関: 鳥取大学
• 研究代表者: 田窪 千子 鳥取大学, 医学部附属病院, 助教 (90379628)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2009
• キーワード: アセチローム / αアセチル化 / 細胞死 / 細胞周期

研究概要

N-acetyltransferase human (NATH)は、タンパク質の翻訳後修飾に関与し、アポトーシスへの関与が報告されている。ヒト扁平上皮癌細胞において5フルオロウラシルの(5-FU)の細胞毒性へのNATHの関与を調べた。5-FUは量依存的および時間依存的にNATH 遺伝子発現量を減少させた。他の抗癌剤ではNATH 遺伝子発現量は減少しなかった。NATHが5-FUの細胞毒性で重要な役割を果たすのを示す事が示唆された。

研究成果

• [雑誌論文]
  • 著者名/発表者名: Kazuko Takubo, Hiroyuki Tsuchiya, Akihiro Kurimasa, Thomas Arnesen, Kazuo Ryoke, Goshi Shiota
  • 雑誌名: Anticancer drugs Vol.20
  • 査読あり
• [学会発表] Involvement of N-α-acetyltransferase human in the cytotoxic activity of 5-fluorouracil (2009)
  • 著者名/発表者名: 田窪千子
  • 学会等名: 日本癌学会第68回総会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2009-10-03
• [学会発表] N-a-アセチルトランスフェラーゼを介した5-フルオロウラシルによる細胞毒性活性 (2009)
  • 著者名/発表者名: 田窪 千子
  • 学会等名: 第8回中四国口腔癌研究会学術講演会
  • 発表場所: ラヴィール岡山
  • 年月日: 2009-08-28
• [学会発表] 5-フルオロウラシルの細胞毒性活性におけるN-a-アセチルトランスフェラーゼの関与 (2009)
  • 著者名/発表者名: 田窪 千子
  • 学会等名: 第19回日本サイトメトリー学会
  • 発表場所: 松江テルサ
  • 年月日: 2009-06-22
• [学会発表] Involvement of N-α-acetyltransferase human in the antitumor effect of 5-fluorouracil (2008)
  • 著者名/発表者名: 田窪千子
  • 学会等名: 第31回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 神戸国際展示場
  • 年月日: 2008-12-12
• [学会発表] Involvement of N-α-acetyltransferase human in the antitumor effect of 5-fluorouracil (2008)
  • 著者名/発表者名: 田窪千子
  • 学会等名: 日本癌学会第67回総会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場
  • 年月日: 2008-10-29
• [学会発表] 5-フルオロウラシルの抗腫瘍作用におけるN-a-アセチルトランスフェラーゼの関与 (2008)
  • 著者名/発表者名: 田窪千子
  • 学会等名: 第53回(社)日本口腔外科学会総会
  • 発表場所: アスティー徳島
  • 年月日: 2008-10-21