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2008 年度 実績報告書

難治性慢性疼痛の症状特異性と心理社会的因子における定量的評価~MEGとf-MRI

研究課題

研究課題/領域番号 20791524
研究機関広島大学

研究代表者

土井 充  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (30412620)

キーワード神経障害 / 疼痛治療 / 脳機能画像研究
研究概要

外傷性三叉神経ニューロパシー患者において、その痛みの原因が遷延する慢性炎症なのか、神経因性疼痛なのか、心理社会的要因なのかを検索するため、まずは神経障害の評価を行ってきた。方法として、神経障害の程度を白金ボール双極電極を用いた100msec、2Hzの電流刺激による認識閾値(electric detection threshold ; EDT)と、Aβ、Aδ、Cの3種類の感覚神経線維の閾値(Current Perception Threshold : CPT)により定量的に評価し、異常感覚としてのhypoesthesia、dysesthesia、allodynia、hyperalgesiaの状態による症状特異性の評価を行うことで、ある程度の予後評価を行ってきた。
さらに、これらの患者において、心理社会的要因の大きい痛みにも効果があると考えられるアミトリプチリンの効果を検討した。
神経障害の評価では、比較的軽症である可能性が示唆されても、高容量のアミトリプチリンを必要とする患者がいることが分かってきた。
こういった、神経障害でありたがら心理社会的要因の比較的大きい痛みを訴えている可能性のある患者において、情動賦活試験による脳機能画像評価を今後は行い、通常のニューロパシー患者との比較を行う予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 難治性外傷性三叉神経ニューロパシーにおけるアミトリプチリンの効果の検討2008

    • 著者名/発表者名
      土井充
    • 学会等名
      日本ペインクリニック学会
    • 発表場所
      福岡国際会議場
    • 年月日
      2008-07-20

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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