研究概要 |
骨芽細胞は機械的刺激に対して,結合組織増殖因子(CTGF)を発現した。その発現は時間、強度依存的に比例した。さらに機械的刺激によるCTGFの発現は,アクチンストレスファイバー(SF)の形成に比例して上昇した。つまりSFの発現をコントロールするsmall GタンパクであるRhoの阻害剤を用いると,CTGFの発現は有意に減少した。さらに薬剤によるSF刺激に比例してCTGFの発現が上昇した。またアクチン重合阻害剤を用いたところCTGFの発現が減少した。以上のことからCTGFの発現がアクチン重合と密接な関わりがあることが示唆された。
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