研究概要 |
「具体的内容」 歯肉増殖症患者10名、歯周炎患者10名より歯周外科時に歯肉サンプルを採取し、TIMP-3, -4遺伝子発現をRT-PCRにより、タンパク質発現を免疫染色により解析し、TIMP-3、TIMP-4遺伝子については統計解析まで行った。これらの結果をまとめ、秋季歯周病学術大会にて発表した。 「意義」 歯肉増殖症歯肉において、TIMPsの遺伝子発現およびタンパク質局在を示した報告はTIMP-1を除いてまだ無い。したがって、本研究がもたらす結果は歯肉増殖症分野においてTIMP-3、TIMP-4の遺伝子発現、タンパク質局在の初めての報告となる。 「重要性」 歯周病は結合組織性付着の破壊を伴う疾患である。本研究では結合組織を破壊するMMPsと抑制するTIMPsの遺伝子発現とタンパク質局在を観察することにより、病態解明に繋がることが期待される
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