2009 年度研究成果報告書

歯周組織におけるマレイン酸イルソグラジンの抗炎症作用の解析

研究課題

研究課題/領域番号	20791613
研究種目	若手研究(B)
配分区分	補助金
研究分野	歯周治療系歯学
研究機関	広島大学
研究代表者	藤田剛広島大学, 病院, 助教 (80379883)
研究期間 (年度)	2008 – 2009
キーワード	歯周病予防 / 歯肉上皮細胞 / マレイン酸イルソグラジン / ケモカイン / 細胞接着因子
研究概要	マレイン酸イルソグラジン(IM)は歯周病に対する予防効果があると考え,本研究では,歯周病原細菌刺激下の歯肉上皮におけるIMの影響について,in vivoおよびin vitroの面から検討した。その結果A. actinomycetemcomitans刺激によって惹起された炎症に対し,IMが歯肉上皮への炎症細胞浸潤を抑制するとともに,細胞間バリアーを強化し,炎症を制御することが示唆された。以上からIMの抗炎症効果が証明され,歯周病予防に有用であることが示唆された。