研究課題
若手研究(B)
本研究では、メタボリックシンドロームの全段階における関与が示唆されているレニン-アンギオテンシン系(RAS)と、歯周組織および歯周病病態との関わりを検討した。その結果、ヒト歯肉組織においてRAS構成因子の遺伝子発現を確認し、ヒト線維芽細胞培養系においてRASの主要な受容体であるアンギオテンシンI型受容体(AT1R)がIL-1β誘導IL-6の産生に関与する可能性が示唆された。これらからヒト歯周組織においてRASが存在し、歯周病の病態形成に関与している可能性が示唆された。