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2008 年度 実績報告書

唾液の活性酸素消去能と歯周疾患の関連性の解明および新規歯周疾患評価指標の構築

研究課題

研究課題/領域番号 20791622
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

吉野 文彦  神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (20308307)

キーワード唾液 / 活性酸素種 / 歯周疾患 / 電子スピン共鳴 / 抗酸化
研究概要

歯周疾患の増悪因子となる活性酸素種(ROS)に対する唾液の抗酸化能(消去能)の解析を行い、唾液提供者の年齢や口腔状態などとの相関性を検討することにより新規歯周疾患評価指標の構築を最終目標とし以下の実験を行った。
【実験1】唾液の抗酸化能の解析
(1) スーパーオキサイドアニオンラジカル(O_2^-)に対する消去能の解析 : O_2^-は二酸化チタン光触媒反応に過酸化水素を添加することにより産生させ、さらにO_2^-の捕捉剤として5-(2, 2-dimethyl-1, 3-propoxy oyclophosphoryl)-5-methy-1-pyrroline N-oxide(CYPMPO)を用い、発生系に唾液を添加することによりO_2^-に対する抗酸化能を解析した。その結果、被験唾液全てにおいて27.3〜85-1%のO_2^-消去能が確認された。
(2) ヒドロキシルラジカル(OH')に対する消去能の解析 : OH'は二酸化チタン光触媒反応に過酸化水素を添加することにより産生させ、さらにOHの捕捉剤としてCYPMPOを用い、発生系に唾液を添加することによりOH'に対する抗酸化能を解析した。その結果、被験唾液全てにおいて9.4〜94.596のOH'消去能が確認された。
【実験2】唾液抗酸化能と歯周疾患評価関連指標の関連性の解析
(1) 年齢との相関性 : O_2^-、OH'消去能は年齢の増加とともに上昇傾向が観察された。
(2) Community Periodontal Index(CPI)との相関性 : O_2^-、OH'ともに認められなかった。
(3) Probing Depth : O_2^-、OH'消去能はProbing Depthの増加とともに上昇傾向が観察された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] アンチエイジング外来での検査と指導2009

    • 著者名/発表者名
      吉野文彦
    • 学会等名
      日本抗加齢歯科医学研究会
    • 発表場所
      鶴見大学会館
    • 年月日
      2009-03-29

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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