研究課題
若手研究(B)
自閉症者と健常成人に対し、光脳機能計測装置(NIRS)を用いて、聴覚的、視覚的に情報提示を行い、前頭前野領域の脳血流測定を行った。健常成人では、聴覚的のみの情報提示方法で、前頭前野領域の脳活動の活性が認められた。自閉症者では、左背外側では視覚的のみの提示方法で、また右背外側では聴覚的+視覚的情報提示で、脳活動の活性がみられたことから、自閉症者では視覚的な情報提示が聴覚的提示に比べ、提示実行機能に関わる情報処理に関与していることが推察された。