保護者のソーシャルサポートやネットワークと歯科保健状態の関連を検討した。2008~10年にかけ、1歳6カ月、2歳6カ月、3歳6カ月児の歯科健診および保護者への質問紙による調査を行った。2008~9年の3歳児では、529人が研究に参加した(参加率95.8%)。多変量ロジスティック回帰分析の結果、保護者の趣味および宗教団体への参加は、乳幼児う蝕の増加に有意に関連した(OR=1.81(95% CI=1.05-3.13)、OR=6.42(95% CI=1.58-26.04)。ネットワークから享受するサポートがう蝕に関連する可能性が示唆された。
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