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2008 年度 実績報告書

歯周病メインテナンスの向上につながる全身健康度や口腔保健要因のデータベースの構築

研究課題

研究課題/領域番号 20791639
研究機関大阪大学

研究代表者

西田 伸子  大阪大学, 歯学部・附属病院, 医員 (80456946)

キーワード歯周疾患 / リスクファクター / ライフスタイル / 疫学 / 予防歯科
研究概要

本研究課題は、歯周病メインテナンス患者の全身健康度や口腔保健要因を分析し、歯周病治療中の患者に対してもフィードバックできるように、歯周病メインテナンスの向上につながる情報のデータベースを構築する研究を計画したものである。本年度の主たる研究内容は、データベースを作成するためのデータ採取および分析である。対象者は、大阪大学歯学部附属病院予防歯科において、歯周病治療ステージがメインテナンス期または初期治療期の20歳以上の患者とした。このうち、書面によりインフォームドコンセントの得られた者に対し、問診、口腔内診査および唾液診査を行った。問診により、喫煙や飲酒習慣を含む生活習慣と、内科的疾患等の全身健康状態、さらに、歯磨頻度などの口腔保健要因を調査した。また、口腔内診査によりう蝕および歯周状態を評価し、唾液診査により唾液流量および緩衝能を調べた。なお、インターロイキン1βを含む各種唾液バイオマーカー等については、順次分析を進めているところである。現時点で明らかとなっている被験者のプロファイル(平均値±1SDで示す)は次のとおりである。すなわち、年齢60.8±14.7歳、現在歯数25.0±3.6歯、歯周ポケット深さ2.1±0.2mm、臨床的アタッチメントレベル2.5±0.4mmであった。本研究課題は、今年度から来年度にかけて2年間にわたりデータ採取および分析を行い、それらをもとにデータベースを作成し解析を行うものであることから、ひきつづきデータの採取と分析を進めている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Association between involuntary smoking and salivary markers related to periodontitis : a 2-year longitudinal study2008

    • 著者名/発表者名
      Nishida N
    • 雑誌名

      Journal of Periodontolgy 79

      ページ: 2233-2240

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Effect of eucalyptus extract chewing gum on periodontal health : a double-masked randomized trial2008

    • 著者名/発表者名
      Nagata H
    • 雑誌名

      Journal of Feriodontolgy 79

      ページ: 1378-1385

    • 査読あり
  • [学会発表] 高齢者とお口の健康管理〜いつまでも美味しく食べるために〜「生活習慣と歯周病-お酒と歯周病-」2009

    • 著者名/発表者名
      西田伸子
    • 学会等名
      歯周組織再生を基盤とした咀嚼機能改善技術の開発公開市民講座
    • 発表場所
      大阪市
    • 年月日
      2009-03-22

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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