咀嚼嚥下における誤嚥防止手技の確立

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20791653
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 社会系歯学
• 研究機関: 藤田保健衛生大学
• 研究代表者: 藤井 航 藤田保健衛生大学, 医学部, 助教 (50387700)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2009
• キーワード: 嚥下 / 摂食・嚥下障害 / 誤嚥 / リハビリテーション / 咀嚼 / Stage II transport

研究概要

披裂間切痕の閉鎖を早期から行うことができるため,誤嚥防止手技は咀嚼嚥下での嚥下前食塊咽頭進行に対する嚥下手技として有用であると考えられた.軽く発声(ハミング)させながら食させる方法では,嚥下反射が起こる前に食塊が下咽頭に達する例は認めなかった.これらは開鼻声による口腔と軟口蓋の閉鎖が嚥下前食塊咽頭進行を遅らせている可能性が示唆された.また,これらの誤嚥防止手技は,摂食・嚥下障害患者における誤嚥防止嚥下法として応用できる可能性が示唆された.