研究概要 |
【背景】わが国看護界で国際的知見が不可欠な中,海外活動をする日本人看護師もいるが,全体像は明確でない。【目的】看護師国際移動の世界的動向・日本の位置づけと,日本人看護師の海外渡航の特徴の把握。【方法】看護系英語文献のレビューと日本人看護師への横断調査。【結果および成果】世界の看護師が需要供給ニーズにより主に開発途上国から先進国へ移動している中,休暇・観光以外で海外渡航経験がある日本人看護師は約1割であった。看護教育の高学歴化,看護師の英語能力向上,看護の専門化等に伴い今後海外渡航希望者が増える可能性があり,希望者のキャリアデベロップメント,帰国者の能力活用等の検討が必要である。
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