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2008 年度 実績報告書

麻痺手不快臭の原因と援助方法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20791677
研究機関群馬パース大学

研究代表者

佐藤 晶子  群馬パース大学, 保健科学部, 助手 (90458472)

キーワード麻痺手 / におい / 手浴 / 石けん / 清潔
研究概要

近年、高血圧の治療や予防の啓蒙が進歩し、急激な経過で死亡する脳出血の減少と死亡率の低い脳梗塞の増加が報告されている。それに伴い、介護が必要となる最大の原因である脳血管疾患後遺症や長期臥床患者の増加が示唆されており、そのような患者の療養生活を快適に整える援助方法を検討することは重要である。片麻痺患者の麻痺手に健手にはない独特の不快臭を伴う事が多いことに疑問を感じた。そこで、その不快臭増悪の原因や条件の明確化、および、それら不快臭増悪因子を除去するための援助方法の検討を目的とした調査を実施中である。平成20年度は、麻痺手の清潔に関する実態や援助方法の現状把握のため、資料収集、学会参加、他研究者からの教授、施設の見学などを行った。資料収集においては、麻痺手だけでなく健常者の手指衛生や汚染度に開する研究も収集し、片麻痺患者の麻痺手と健手における清潔度の相違や片麻痺患者と健常者の手の清潔度の相違、麻痺手不快臭に対する援助の現状を把握した。学会参加においては、健常者の手指衛生や調査手法に関する情報を得た。他研究者からは、細菌培養やにおいの測定など、データ収集技法の教授を受け、実験手順の再考を行った。それらをもとに数名の予備調査を実施し、調査方法の修正を行った。平成21年度は、倫理的配慮のもと、修正した調査方法にて麻痺手不快臭の増悪因子の増殖状況と麻痺手不快臭の発生状況を経時的に検証し、先行研究には見られない安極で簡便な石けんを用い、明確になった増悪因子や状況に応じた援助方法を検討・実施し、その妥当性と有効性を検証する。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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