研究課題
若手研究(B)
本研究は成人男女を対象に痛みに対する甘味による鎮痛効果の発現について検証することを目的に実施した。実験はクロスオーバーデザインを用いた、無作為比較試験によって行なった。溶液には蔗糖溶液と蒸留水の2種類を準備し、溶液別に痛みに対する効果を検証した。その結果、男性では蔗糖溶液を口腔内に保持することで冷痛に対する有意な抗侵害受容効果が確認されたのに対して、女性では確認できなかった。よって、甘味による痛覚抑制効果は性差が鎮痛効果の発現に影響を及ぼしていることが示唆された。
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Japan Journal of Nursing Science (in press)