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2009 年度 実績報告書

看護ケアとしての「動物介在」が入院患者に及ぼす効果とその評価システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 20791705
研究機関名桜大学

研究代表者

熊坂 隆行  名桜大学, 人間健康学部・看護学科, 講師 (80347385)

キーワード動物介在 / 看護ケア / 入院患者 / 入院環境 / 評価システム / 終末期ケア
研究概要

本研究は、動物の好きな患者への、入院生活における「環境を整えるという看護ケア」の一つとして「動物とのふれあい活動」「伴侶動物との面会や同居」を確立し実施するため、その「動物とのふれあい活動」「伴侶動物との面会や同居」という看護ケアを評価する方法を検討している。また「動物とのふれあい活動」「伴侶動物との面会や同居」という看護ケアを実際に実施し、その効果を検証し、評価方法の信頼性と妥当性を探り構築することを目的としている。
平成21年度は、平成20年度から検討していた、病院で看護師が患者の日常生活を測定している評価方法に関する調査票と動物とのふれあい活動、伴侶動物との面会や同居に関しての希望の調査票を完成させ、本学人間健康学部倫理委員会に研究計画書を提出し、承認を得、全国の病院に質問紙調査を行った。調査を行った病院は、社団法人全国自治体病院協議会会員施設情報データベース(http://www.jmha.or.jp/index.php)を活用し、平成21年8月14日現在で、許可病床数200床以上の病院450箇所を対象とし、1施設に3通ずつ質問紙を送付した。質問紙の回収率は、1350通送付し543通であった(40.22%)。得られたデータの整理は終了し、現在、集計を行っている段階である。集計結果から「動物とのふれあい活動」「伴侶動物との面会や同居」に活用できる評価方法の検討を行い、学会発表や論文を投稿していく予定である。
また、この看護ケアを実際に実施するためのプログラムと研究計画書も作成し、本学人間健康学部倫理委員会に研究計画書を提出し、承認を得た。
適宜、連携研究者らとの意見交換、検討会を開催し、実際に病院や施設で単発的に動物とのふれあい活動を行っているクラブなどを訪問し、情報を得、それらも含め、検討を行なった。今後も継続していく。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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