データ収集機関である、順天堂大学医学部附属順天堂医院の研究倫理審査会の承認を得た(平成21年3月)。4月からデータ収集が可能となり、該当部署の医師および看護師らと調整を行った。 当初の計画では冠動脈バイパス術を受けた患者を対象としていたが、近年の潮流としてカテーテル治療がファーストチョイスとなることが多く、症例数が当初の見立てほど多くないことが判明した。次年度も継続してデータ収集を行う予定であるが、目標症例数に到達することが困難な場合には、他の術式の場合にもデータ収集を行うことも検討している。 また、直接的には本研究とは関連しないが、近年の循環器外科(心臓血管外科)看護に関する研究についてレビューを行った。本研究のように、看護方法そのものの科学的根拠を追求した報告はなく、本研究を行う重要性・意義はあると改めて感じている。なお、実施したレビューに関しては、学内の研究会にて発表した。 平成21年11月には日本循環器看護学会に参加し、本研究に有用となる情報は得られなかったが、最新の知見を得た。 順天堂大学附属順天堂医院での研究実施期間および倫理審査の有効期限が平成22年3月までのため、現在、期間延長の申請を行う準備をしている。
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