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2008 年度 実績報告書

慢性心不全患者の療養行動支援のための身体活動セルフモニタリング評価尺度の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20791716
研究機関甲南女子大学

研究代表者

服部 容子  甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 講師 (20337116)

キーワード慢性心不全患者 / セルフモニタリング / セルフマネージメント
研究概要

心不全患者のセルフモニタリング評価尺度を開発するため、今年度の研究実施計画は、文献検討によるセルフモニタリングの概念精選と質問項目の収集を行うことであった。その計画に沿い、心不全患者に適応されるセルフモニタリングの内容がどのようなものかを明確化するために概念分析を行うとともに、概念分析の結果に基づき、半構成的面接調査を実施し、心不全患者が実践しているセルフモニタリングの様相の把握を試みた。
概念分析の結果、心不全患者のセルフモニタリングは「心不全に伴う身体症状の変化、身体活動の変化、体調管理の状況について自覚したり測定した内容を解釈すること」と定義された。その先行要因に患者の「知識」「技術」「関心」があること、及び帰結に「セルフマネージメントの実践」と「QOLの改善」があることが明らかになった。また、面接調査から、患者のセルフモニタリングの様相が明らかになった。
心不全患者のセルフモニタリングの概念およびその様相が明らかになったことで、看護者は患者の自己管理状況の適切さ、不適切さを捉えやすくなることが予想され、この概念および実際の様相は非常に有意義な結果になるといえる。この成果は、次年度論文にまとめて投稿する予定である。
次年度は、概念および明らかになった実際の様相を基に質問項目を収集し、調査票案を作成することを目指す予定である。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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