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2009 年度 実績報告書

在宅長期医療ケアを要する子どもを持つ親のレジリエンス尺度の開発と必要なケアの探究

研究課題

研究課題/領域番号 20791727
研究機関大阪大学

研究代表者

河上 智香  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (30324784)

キーワードレジリエンス / 在宅ケア / 親 / HPN / 尺度
研究概要

昨年に引き続き、文献レビューを繰り返しながら、積極的に国内外の関連学会へ参加し、新たな知見を得た。さらに研究者との情報交換によって、今後の研究動向を探り、概念枠組みを完成させた。また十分にプライバシーに配慮しながら、在宅中心静脈栄養(HPN)を実施している子どもを抱える親を対象として実施したインタビューにはUwe, F.(2009)の内容分析プロセスモデルを用いて、カテゴリーの質的基準を適応させ、統合させた。一連の分析に対しては、大学院生、臨床ナース、小児看護専門とする教員、スーパーバイザーから構成された定期検討会にて検討を重ね、抽出されたカテゴリーの質的妥当性を確保した。インタビューの分析から、HPNを実施する子どもを持つ親は、「I have(External Supports)」「I am(Inner Strengths)」「I can(Interpersonal and Problem-Solving Skills)」要素からレジリエンスを発揚させており、各要素間には相互作用が働いていることを明らかにした。得られた結果に対して、発表準備を進めており、英語雑誌へ投稿準備中である。
今後は、内容分析から得られた結果と論文を併用させて、作成された親用レジリエンス尺度の質問紙項目の精度を高め、研究会で尺度の妥当性を確保し、信頼性を検証する計画である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 在宅中心静脈栄養法を旅行している学童期の子どもと親のレジリエンス2009

    • 著者名/発表者名
      河上智香
    • 雑誌名

      看護研究 42(1)

      ページ: 27-35

    • 査読あり
  • [学会発表] 看護職者による患者家族レジリエンス支援-患者家族のレジリエンス支援の構造-2009

    • 著者名/発表者名
      河上智香, 高城智圭, 新田紀枝, 高城美圭, 常松惠子, 北尾美香, 上田惠子, 石井京子, 藤原千惠子
    • 学会等名
      日本家族看護学会第16回学術集会
    • 発表場所
      岐阜県
    • 年月日
      2009-09-06

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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