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2008 年度 実績報告書

医療を受ける幼児聴覚障害児の適応への支援に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20791729
研究機関宮崎大学

研究代表者

藤井 加那子  宮崎大学, 医学部, 助教 (30404403)

キーワード聴覚障害児 / 心理的準備 / 入院生活 / コミュニケーション
研究概要

現在の聴覚障害児の看護についてどのような状況であるか、またそこで児が感じている困難を明らかにするため、MEDLINE, CINAHL,医学中央雑誌を用いて過去10年間(1997年~2008年)の国内外の文献検討を行った。集められた14件の文献を、聴覚障害児の状況理解・障害認識医療の場で起こる出来事への児の対応、聴覚障害児の医療への参与、聴覚障害児・医療者のコミュニケーション4つ視点から内容を分析した。先行研究では、児の治療に対する状況理解や,医療処置への反応・行動について検討した文献はほとんどなく,医療を受ける聴覚障害児の姿は明らかにされていなかった。また、看護師が彼らをどのように支援しているのかも具体的に述べられていなかった。児とのコミュニケーションについては複数の文献が取り上げており,意思疎通を図ることの難しさに対して多くの医療者が困っていることが文献から推察された。聴覚障害児への看護に関する研究が国内外でも少なく、具体的な支援方法やその効果が提示されていないことが明らかとなり、研究の現状を示せたことは有意義であった。
文献検討の結果を踏まえ、実際に聴覚障害児の看護を行っている看護師への聞き取り調査準備を行った。インタビューガイドの作成にあたっては、文献検討によって明らかとなったコミュニケーションの問題や、看護師が行っている児への支援について具体的な内容に関する質問を盛り込むことができ、より現状を明らかにできる内容となった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 聴覚障害児が医療の場で受ける困難に関する文献検討2009

    • 著者名/発表者名
      藤井加那子
    • 雑誌名

      南九州看護研究誌 7

      ページ: 17-24

    • 査読あり

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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