本研究は、救急医療の現場で家族がおこなう意思決定を支える看護介入モデルの開発を目的としている。最初に救命救急センターの看護師3名に対してフォーカスグループインタビューを行った。さらに救命救急センター看護師10名に半構成的面接を行い、質的帰納的に分析を行った。救命救急センター看護師による家族の意思決定の支援は、6つの場面・状況での看護師の役割が抽出された。また、研究結果をもとに救急医療における家族の意思決定を支援する看護介入モデル案を作成した。今後は、救急救命センターの他職種との関係性も考慮し、モデルへと改善していく必要がある。
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