本研究の目的は、母親がどのように情報を利用しているのか明らかにすることで、母親の対処行動の獲得に向けた看護援助への示唆を得ることである。対象者はA子どもクリニックに通院中の2~3歳の喘息をもつ子どもを養育する母親3名で、半構成的インタビューを行った。その結果、母親は自分が調べた情報のうち、役に立つ情報とそうでない情報を選別し、調べて不安なことは頼れる人に相談し、自分自身が決めた対処行動を行うようにしていた。看護師は、母親が身近なデータベースを活用できるように、支援を行う必要があることが示唆された。
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